Saturday, November 06, 2010

命と存在を支え合う

今回はBOOKの紹介です。
「命と存在を支え合う」廣瀬明彦:著
感銘を受けました。感動です。
相楽福祉会の理念と実践が脈々と綴られています。
「入所施設には送らない」「ニーズには誠実に応える」この信念がいいですね。
また「私という支援者でなかったらもっといい人生であっかもしれないです。
すみません。ですから全力で頑張ります。」
しびれました。この感性、己の分限を知ることから始まるんですね。

また、制度に振り回されていないか問います。
作者も基礎構造改革以降、時代の流れに振り回せれている自分を反省
しておりますね。
そうです。「障害者自立支援法」ができた時は三障害一元化、地域移行、
自己決定・自己選択、就労支援の充実等々、お題目は良かったのですが、
これは介護保険との統合をにらみ、厚生・大蔵官僚のでっち上げだという
ことが明らかになるまでそう時間はかかりませんでした。
すっかり騙されていた自分を反省です。

ノーマライゼーションの理念を具現化するためには、まずはあたりまえに
暮らせる基盤づくりが何よりも大切であることを説きます。
「医学モデル」から明確に脱却し、「地域移行」と「社会モデル」を重視した
新「グランドデザイン」をと・・・。

堅い話だけではなく、わかりやすく具体的な「行事」「働くこと」「送迎につい
て」「ケア会議」等の実践を通した内容もあり、職場の研修会にも使えるか
なと思います。

「入所施設を守ります」の発言に思わず感情的に「施設の誰を守るのか」
と発言したことが書かれてありました。
これは心に染みました。小生も悪とは言いませんが、入所施設はいらない
と思っております。脱入所施設をこれからも小生の信念として。。。

久しぶりに元気が出る本と巡り合いました。明日からまたがんばろうっと!
ちなみに作者の廣瀬さんは病に侵されながらの執筆とのこと。
主張はあくまでも一貫しており、その哲学に脱帽です。
廣瀬さん!お元気で、これからも愚輩に一石を投じてください。

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